所得税節税
2026年3月19日2分で読める3

不動産賃貸収入の経費:認められる費用と認められない費用の完全ガイド

佐藤 健一

税理士・不動産鑑定士

不動産賃貸収入の経費:認められる費用と認められない費用の完全ガイド

不動産賃貸収入の経費の基本

不動産賃貸収入(不動産所得)は、「賃料収入 − 必要経費」で計算されます。必要経費を適切に計上することで、不動産所得を圧縮し、所得税・住民税を節税できます。不動産所得の必要経費として認められる費用は、その不動産の賃貸業務に直接関連する費用に限られます。

不動産賃貸の主な経費一覧

経費の種類経費算入の可否注意点
減価償却費(建物・設備)○(全額)土地は減価償却不可
修繕費(原状回復)○(全額)資本的支出は減価償却
管理費・管理委託料○(全額)
借入金利子(住宅ローン利息)○(賃貸部分のみ)元本返済は不可
固定資産税・都市計画税○(全額)
損害保険料(火災保険等)○(当年分のみ)長期前払保険料は按分
仲介手数料(入居者募集)○(全額)
税理士費用(不動産所得分)○(按分)
住宅ローン元本返済×元本は経費不可
自宅の家賃・生活費×家事費は不可

減価償却費の計算と節税効果

建物(木造・RC造等)は耐用年数に応じて減価償却できます。木造の耐用年数は22年、RC造は47年です。中古建物の場合、残存耐用年数(法定耐用年数 − 経過年数)で計算します。築年数が古い中古建物は残存耐用年数が短くなるため、毎年の減価償却費が大きくなり、節税効果が高くなります。

まとめ:不動産賃貸の経費は漏れなく計上を

不動産賃貸の必要経費は、減価償却費・修繕費・管理費・借入金利子・固定資産税・損害保険料など多岐にわたります。これらの経費を漏れなく計上することで、不動産所得を適正に計算し、過大な税負担を避けることができます。不動産賃貸の確定申告は、税理士と連携して適切に行うことをお勧めします。

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