所得税節税
2026年2月15日2分で読める3

暗号資産(仮想通貨)・NFTの税務2026:雑所得の計算と節税戦略

高橋 美咲

税理士・ファイナンシャルプランナー

暗号資産(仮想通貨)・NFTの税務2026:雑所得の計算と節税戦略

暗号資産の税務の基本(2026年版)

暗号資産(ビットコイン・イーサリアム・アルトコイン等)の売却・交換・マイニング・ステーキング収益は、原則として「雑所得」として課税されます。雑所得は、他の所得(給与所得・事業所得等)と合算して総合課税され、最高税率55.945%(所得税45%+住民税10%+復興特別所得税0.945%)が適用されます。

暗号資産の取得価額の計算方法

暗号資産を複数回に分けて購入した場合、売却時の取得価額は①総平均法または②移動平均法で計算します。個人の場合、原則として総平均法が適用されます(継続適用が必要)。取得価額の計算は複雑なため、暗号資産の取引履歴を正確に記録・管理することが重要です。

課税対象となる取引課税のタイミング課税所得の計算
暗号資産の売却(円への換金)売却時売却価格 − 取得価額
暗号資産同士の交換交換時交換時の時価 − 取得価額
暗号資産での商品・サービスの購入購入時購入時の時価 − 取得価額
マイニング・ステーキング収益取得時取得時の時価(全額が雑所得)
NFTの売却売却時売却価格 − 取得価額(制作費等)

NFTの税務上の取扱い

NFT(Non-Fungible Token)の売却・制作・ロイヤリティ収入の税務は、NFTの性質(デジタルアート・ゲームアイテム・コレクタブル等)によって異なります。個人がNFTを売却した場合は、原則として雑所得として課税されます。NFTの制作・販売を継続的に行う場合は、事業所得として申告できる場合があります。

まとめ:暗号資産の税務は取引記録の管理が最重要

暗号資産・NFTの税務は、取引履歴の正確な記録・取得価額の計算・損益の集計が複雑です。暗号資産の税務計算ツール(Gtax・Cryptact等)を活用して取引記録を管理し、確定申告時に漏れなく申告することが重要です。2026年以降の税制改正(申告分離課税・損失繰越の導入等)の動向にも注目が必要です。

#暗号資産#仮想通貨#NFT#雑所得#所得税節税
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